『HP Designjetセミナー』に参加しました


先日12月16日に行われた日本ヒューレット・パッカードの
大判プリンター新製品のセミナー
『HP Designjetセミナー』に参加しました

午前はCAD/GISといった建築図面や地図情報図面を
印刷するテクニカル向け大判プリンターの新製品
「Designjet T770」と「Designjet T1200」のセミナーで
実機を展示しデモンストレーションを行っていました。

「Designjet T770」は以前の背面から用紙を取りつけていた
HPのCAD/GIS用プリンターと比べ
ロール紙が全面から容易に取りつけ可能なものとなり
メモリーが標準で2GB、HDDは160GBにアップしています。
また、非常にプリント時の音が静かで速度もアップしていました。

「Designjet T1200」は基本はDesignjet770ベースで
用紙が2本同時に使い分けできるモデルです。
2種類の異なる用紙を用紙交換することなく使用できますし、
同じ用紙をを2本セットして大量出力も可能です。
メモリーが標準で32GB、HDDは160GBです。


そして、午後は今回のセミナーの目玉となる
「HP Designjet L25500」の紹介で
こちらも実機を展示しデモンストレーション を交えたセミナーでした。

こちらのプリンターは、インクにラテックスと呼ばれるゴム状の粒子と
色素粒子を混ぜたものを使用しており、乾燥・硬化することにより
用紙に定着させる新しい技術のプリンターです。
以前発売の本体約5mの超大型プリンター「HP Designjet L65500」を
小型化したようなプリンターで1067mm幅と1524mm幅のモデルがあります。

今までの水性顔料プリンターで出力したものと比べ、
紫外線、雨風に強く野外でも使用でき、
用紙も様々なものに印刷することができます。
インクがゴムの性質だけあって、引き延ばし、こすれ引っかきにも
強いようです。
また、人体および環境にもやさしいようで、
実際のデモンストレーションを行った際も印刷中臭いがせず、
非常に発色が良い感じでした。
さまざまな場所で印刷物が使用でき、用紙も選ばず、
環境にも優しいし、小型化により設置スペースも負担が小さくなった
といいことずくめのプリンターで
およそ200名収容の会場が満席になるほどの業界の注目と期待の高さが
うかがい知れました。