ローランド ディー.ジー.(株)様インクジェットソリューションフェア
2009を訪問しました


先日、9月8日にローランド ディー.ジー.(株)様の 新製品発表記念
インクジェットソリューションフェアを訪問しました。
ローランド ディー.ジー.(株)様といえば、先日東京で開催された
「サイン&ディスプレーショー2009」に出展されておられ、 一般ユーザーにも
わかりやすい素晴らしいブース造りと丁寧な接客をされていた印象を強く受けた
インクジェットプリンタメーカー様です。

今回の内覧会も新大阪のクリエイティブセンター内で所狭しとプリンタが並び、
丁寧に対応していただいて非常に参考になりました。
その中でも印象に強かったプリンタをご紹介します。

まず、「VP-540iとVP-300i」
VP-540iは1346mm幅、VP-300iは736mm幅で
屋外用の掲載物にも使えるターポリン、塩ビ、電飾フィルム等に 印刷できる低溶剤インクと
主に屋内用で使える、写真印刷などが綺麗に印刷できる 水性顔料インクを使い分けることが
できます。
また両方ともカッティング機能を備え、ラベルやシール、ステッカーの製作等 さまざまな
内製化用途に使えそうです。

次に「SOL JETV XC-540W」
こちらは、1346mm幅でカッティング機能を備え低溶剤インクを使用
基本色のシアン、マゼンダ、イエロー、ブラックに加え ホワイトインクを搭載した
モデルです。
ホワイトインクが扱えることにより、透明メディアなどに裏移りすることなく出力でき、
白+クリアーの表現も可能になります。
また、ホワイトインクを使用されないユーザー用に
シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック+ライトシアン、ライトマゼンダの
補色インクを加えた6色インクタイプの「SOL JETV XC-540」
という製品もあり、隙のないラインナップです。

そして今回の目玉の「LEC-330」
グリーンのスタイリッシュなモデルで 前モデルの「LEC-300」に比べ、印刷スピードを
約2倍にアップし 最大1mmまでの厚紙やプラ板に印刷できるようになった
ハイエンドモデルです。こちらもカッティング機能を搭載しています。
UVインクという硬化インクに印刷直後に紫外線を照射し 瞬時にインクを定着させる
UVプリンターです。
これにより、アクリルやプラスチック等の様々なメディアに印刷可能です。
また、基本色シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック+ホワイトインクに加え
グロス(透明)インクによる厚盛り印刷や光沢仕上げ、マット仕上げなどの
特殊印刷が可能です。
特に厚盛り印刷は、時間はかかるようですが 最新の3Dプリンターと原理は似たもので、
透明インクを重ねて立体を成形し点字や立体地図などを作成することができ、
アイデア次第で様々な用途に使えそうです。

プリンターでパソコンから出力するための RIPソフト「Roland VersaWorks」も
自社で開発されており、 画面が非常に見やすく直観的に扱うことが
できそうなソフトでした。
さらに、ローランド ディー.ジー.(株)様では 用途、費用にあわせて保守契約を
複数用意されており、 ローランド ディー.ジー.アカデミーと呼ばれるトレーニングで
プリンタ購入後のアフターケアも万全のようです。

また、展示会ではこれらのプリンターで出力された様々なサンプルも展示されており、
Tシャツやシール、ラベルから立体の携帯電話シールやカバンやスニーカーまで
見た目にも楽しく、エンドユーザーにもわかりやすいサンプルで
プリンタの新たな可能性を感じさせる素晴らしいものでした。